地震被害状況

今年元旦にあった地震により、墓石被害のあったお墓を順次進めておりますが
修繕していて思うことがあります。

どれも ”耐震ボンド接着されていないこと”
”石と石の接着面にゴムパッド施工がされていないこと”

昭和時代や平成の初期ではまだ耐震ボンドが普及されていなくモルタル施工や
接着がされていません。
また、ゴムパッド施工がされていないと石と石の接地面に空間がないので
水が浸入すると滑りやすくなります。

現在では、石と石の接する面にはゴムパッド施工をして最低2mmの空間を設けて
尚且つ、耐震ボンドを4点に施します。
耐震ボンドはピンポン玉のように丸くし石の重みで潰したときには
直径約10cmになるように施します。
この施工方法はきちんと実証実験で確認されています。

耐震金具や心棒を入れての施工もありますが、高価になってしまう!
この耐震ボンドは低価格でそれに劣らない、むしろ上回る効果を発揮します。
実際、耐震ボンド施工をした墓石で、蓋石から上の3段を吊り上げてみると
落ちることなく、吊り上がりました!

心棒を入れての施工は横には強いですが、縦の力には弱いです。
縦にも横にも強い、高温低温にも強い耐震ボンドはこれからの墓石工事には必需品ですね!!

正しいやり方で正しい施工をすれば地震でズレることはありません!

墓石だけでなくそれを支える基礎も大事です!

お墓の事は 羽根石材にお任せ下さい!!